私は小さい頃より足の親指の爪が指の際にくい込んで化膿するという炎症を何度か起こしていましたが、高校生の頃から常習的に巻き爪による化膿、腫れが続き、その後10年近くずっと悩み続けていました。

毎日繰り返し、お風呂上りに足の爪周辺の消毒をし、ガーゼを巻いて包帯をしていました。靴を履くと圧迫されて出血し、歩くと痛さですぐに疲れ、とても不便な思いをしました。包帯は血液と滲出液で汚れ、においも気になりました。

電車の中で、ぐっと足を踏み込むだけでも相当な痛みがあり、運動することもできませんでしたし、夏などはサンダルを履いても包帯を巻いている親指をいつも見られているように感じ、本当に嫌でした。

毎日痛みと不快感と戦いながらも、諦めずに治療を続けていました。また、病院にも何度もいきましたが、最初の外科では思い切り爪の生え際3分の1を縦に切られ、3日で治ったものの新たに生えてきた爪がさらに強く巻き込み悪化しました。続いて皮膚科に行ってドライアイスで治療してもらいましたが効果はなし。形成外科で見てもらっても治りませんでした。

そんな時、インターネットで巻き爪の治療法を調べていて、陥入爪というものを知りました。これは爪の端っこがトゲのようになって肉に刺さっている状態のもので、自分の爪も炎症を起こして腫れているところをぐっと両手で開いてよくよく見てみると、爪の端がトゲのようになって刺さっているのが見えました。

それから、そのトゲが肉に刺さらないように、爪の間に小さな滅菌綿球をはさみ、常に離しておくようにして消毒を続けると嘘のように治りました。

今でも爪は巻き込み気味ですが、炎症などは一切なくとても幸せです。